飲食店2店舗目を出すタイミングは?失敗しやすい理由など徹底解説

経営

2022/11/15

飲食店2店舗目を出すタイミングは?失敗しやすい理由など徹底解説

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念願の飲食店開業に成功し、経営を続けていくうちに2店舗目の出店を視野に入れる方もいるでしょう。しかし、飲食店2店舗目は失敗が多いと言われていることから「出店の勇気が出ない」という方も少なくありません。

「飲食店2店舗目の失敗しやすい理由が気になる」

「飲食店2店舗目を出すタイミングとは?」

「飲食店2店舗目を出す判断基準には何がある?」

今回の記事では、飲食店の2店舗目出店を検討している方に向けて、上記のような気になる疑問を解説していきます!2店舗目を出す際の事前準備についてもご紹介しますので、是非参考にしてください。

飲食店2店舗目を出すタイミング

飲食店の店内1店舗目が軌道に乗っているからといって、2店舗目の出店が必ずしも成功するとは限りません。それでは、具体的にどのようなタイミングで2店舗目の出店を検討したら良いのでしょうか。

既存店舗で利益を確保できている

飲食店の2店舗目を出すには、1店舗目が安定して利益を出していることが大前提です。なぜなら、もし2店舗目が開業後に軌道に乗らなかったとしても1店舗目の利益でまかなうことができるからです。

2店舗目の出店時には、1店舗目の開業時と同じように店舗取得費や内装費などの初期費用も必要になるため、ある程度の資金の蓄えも必要になるでしょう。

つまり、飲食店の2店舗目は既存店舗で安定して利益を確保できており、かつ資金にある程度の余裕ができたタイミングで2店舗以降の出店を検討するべきと言えます。

マネジメント人材が育っている

資金面に余裕があったとしても、2店舗目を任せられる人材が育っていない場合、まだ出店するタイミングではありません。最初に開店したお店は自分自身が携わって営業していたとしても2店舗目以降はある程度誰かに任せていく必要があります。

まずは既存店舗の人材教育に目を向け、2店舗目の営業やアルバイト教育などがおこなえる人材が育ったタイミングで出店に踏み切ると良いでしょう。

飲食店2店舗目を出してはいけないタイミング

資金面と人材面の条件が揃ったタイミングで飲食店2店舗目を出店するとよいことがわかりました。一方で、2店舗目の出店を避けるべきタイミングも存在します。

1店舗目がうまくいっていないタイミング

「1店舗目がうまく行っていないからこそ2店舗目で巻き返しを狙いたい」

このような考えによって2店舗目の出店をおこなうケースがありますが、これはNGです。

もし、すでに別事業によって成功しているなどの場合は例外ですが、同じ飲食店の経営がうまく行っていない場合は失敗する確率が高いでしょう。なぜなら、資金力も成功するためのノウハウも無いからです。

<流行りや立地などによって売り上げが左右することはありますが、販売力が備わっていない状態でそのまま2店舗目を出店するのは非常にハイリスクといえます。最終的に負債が返せない状況になり、状況が更に悪化する可能性が高いといえます。

飲食店2店舗目の事前準備

チェックリストいざ飲食店2店舗目を出すと決まった場合、運営側は開店までにどのような準備を行うべきなのでしょうか。2店舗目の出店までにすべき事前準備のポイントを3つご紹介します。

資金の準備

<まず準備すべきは2店舗目の出店にかかる「資金」です。店舗取得費や内装工事費などの開店までにかかる経費から、家賃や光熱費など開店後も継続的にかかる経費まで、どの費用がどのくらいかかるのか計画を立てて、相応の資金を用意します。

具体的な支出や利益を算出してから、必要に応じて金融機関からの融資を受けると良いでしょう。手元の資金が減って運転資金が足りなくなる資金ショートを起こさないように注意が必要です。

運用方法

飲食店1店舗目が成功したから2店舗目を出すのではなく「なぜ繁盛したのか」という部分に注目し、分析をおこなうことが大切です。

1店舗目の立地・店舗面積・席数・メニューの内容・価格・接客などから繁盛の要因を分析し、得られたノウハウを2店舗目へ最大限活かすべきでしょう。分析をおこなったうえで2店舗目の運用方法を定めることが、出店の成功につながります。

新規店舗の立地

飲食店2店舗目を出す際は、お店の外観や内装にこだわる前に立地条件を選定しましょう。立地は1度決めてしまうと変更できないため、入念に検討が必要です。

1店舗目との距離が短いと、経営側の管理がしやすくなるほか、食材などの仕入れや配送のコストを抑えられるメリットがあります。

1店舗目と離れた位置に出店する場合はブランディングにつながりやすいメリットがあります。一方で、ヘルプ面や従業員の管理が難しい点がデメリットです。>立地によって店舗の売上は大きく左右されるため、慎重に選ぶと良いでしょう。

飲食店2店舗目の失敗しやすい理由

飲食店2店舗目の出店は失敗しやすいといわれています。1店舗の分析をおこない、正しいタイミングで2店舗目をオープンさせても成功しないというケースもあります。

人材が育たなかった

飲食店2店舗目が失敗する多くの理由は、人材の成長が追いつかなかった、きちんと育たなかったという「人材」に関することです。しっかりと準備して2店舗目を開店したつもりでも、なかなか両店舗に顔が出せなかったり教育が行き届かなかったりするケースがあります。

そうなると、商品の味や接客、提供スピード面などでお客さんを満足させることができず、客足が遠のいてしまうでしょう。良い人材を育てることは飲食店の成功に欠かせない条件になります。

飲食店2店舗目を出す際は、店舗任せられる良い人材を配置し、開店後もしっかりサポートをおこなうことが重要です。

初期投資の回収期間を考えていない

飲食店を出すとなると、1店舗目や2店舗目に関わらず初期投資が必要です。2店舗目を出す際は、必然的に1店舗目の利益を初期投資として回すことになりますが、ここで重要なのは「初期投資の回収期間」の計画をたてることです。

初期投資を回収できないまま2店舗目が失敗してしまうと、1店舗目にまでマイナスな影響を与えてしまいます。開店前に初期投資がいつ回収できるのか、月々の予想利益などを明確に設定し、事前準備をおこないましょう。

まとめ

今回の記事では、2店舗目の飲食店を出店する際のタイミングや事前準備、失敗する理由についてご紹介しました。2店舗目を出店するときは、人材や資金が整ったタイミングが最適といえます。

1店舗目が成功したからといって軽視せず入念な準備をおこなったうえで、失敗リスクの低い出店をおこないましょう!

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