立ち飲み屋の開業で成功するには?内装や注意点など徹底解説!

開業

2022/09/28

立ち飲み屋の開業で成功するには?内装や注意点など徹底解説!

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立ち飲み屋を開業したいと思った場合、多くの人はまず開業資金を思い浮かぶかと思います。ですが、立ち飲み屋で成功するには開業資金だけでなくしっかりとしたコンセプトや立ち飲みしやすい内装にする必要があります。

今回の記事では立ち飲み屋を開業する際に誰もが思い浮かぶ疑問

「立ち飲み屋を開業するメリットは?」

「立ち飲み屋を開業したいけど内装はどうすれば良い?」

「立ち飲み屋を開業したいけど成功するポイントは?」

などについて徹底解説!立ち飲み屋の成功ポイントだけでなく失敗例も紹介します。今回の記事を参考にあなたの思い描いた立ち飲み屋を開業しましょう。

立ち飲み屋の開業資金

居酒屋立ち飲み屋を開業しようと思った時にまず誰もが気になることは開業資金ではないでしょうか?立ち飲み屋の開業資金の目安について解説します。

立ち飲み屋の初期費用

立ち飲み屋開業の初期費用400万円程度です。開業の初期費用には、物件取得費、設備費、広告・宣伝費、求人費、食材調達費などがあげられます。

物件取得費用は、居抜き物件かスケルトン物件にするかで大きく変わります。立ち飲み屋は小スペースで内装にこだわる必要性もあまりないので、居抜き物件にして初期費用を抑えるのも1つの手です。

また物件を借りる際は、半年から10ヶ月分の保証金を支払う必要があるので事前に考えておきましょう。内装外装工事費などで200万円程度、販促費は30~50万円、材料費50万円程度必要なことから初期費用に400万円程度必要となります。

立ち飲み屋の運転資金

立ち飲み屋の運転資金は600万円程度必要と考えておくと良いでしょう。運転資金には、消耗品代、家賃、水道光熱費、通信費、人件費、雑費などが含まれます。

毎月100万円程度かかると考えて、最低でも3ヶ月分の300万円、半年分の600万円の運転資金を用意しておけば開業してから売上が安定するまで安心して経営できるでしょう。

以上のことから立ち飲み屋の開業資金には1,000万円程度かかります。

立ち飲み屋を開業するメリット

立ち飲み屋の開業には普通の飲食店にはないメリットがあります。立ち飲み屋のメリットについて解説します。

回転率が高い

他の飲食店と立ち飲み屋の大きな違いは、立ち飲み屋の方が回転率が高いことです。他の飲食店の場合は座って食事を味わうため店舗滞在時間が長くなります。立ち飲み屋は椅子に座らないため、食事やお酒を楽しんだ後はすぐに帰るお客様が多く回転率が高いことがメリットとしてあげられます。

あえて少し高めのカウンターにして回転率をあげる工夫をしているお店もあります。また立って飲むことから泥酔するお客様も少ない点もメリットとしてあげられます。

初期費用を抑えられる

立ち飲み屋は小スペースでも店を構えることができ、他の飲食店では椅子やテーブルなどが必要ですが、立ち飲み屋の場合不要なため、家賃や物件取得費用などの初期費用を抑えることができます。

少ない資金でも開業できるため、リスクが小さく、飲食店経営が初めての方でも始めやすいです。

1人客の獲得がしやすい

居酒屋などの場合、団体客を想定してテーブル席などを置いていることが多く、1人客はあまり想定していません。1人客はそういった面で居酒屋には中々入りにくいため、立ち飲み屋に来店してくれるお客様も少なくありません。

立ち飲み屋は団体客だけでなく1人客の獲得がしやすいことがメリットとしてあげられます。

お客様と近く常連客をゲットしやすい

立ち飲み屋は狭いスペースで開業することが多く、お客様との距離が近い特徴があります。お客様の中には店長やスタッフと話すことを楽しみにしてくれるお客様も多く、常連客をゲットしやすいです。

繁盛する立ち飲み屋の内装ポイント

小スペースで開業できる立ち飲み屋ですが、何も考えずに開店してしまうとお客様が思っていたより来なかったということもあります。繁盛する立ち飲み屋の内装のポイントについて解説します。

外から中の様子が分かる

お店の中の雰囲気が分かりにくいと、入店しづらく客足が遠のいてしまうこともしばしばあります。外からお店の中の様子が分かる工夫をすることで、お店の活気が伝わりお客様が入りやすくなります。

1人のお客様や女性客も中の様子がわかることで、1人でも入りやすそう、女性でも入りやすそうと安心して来店してもらいやすくなります。

あえて混雑しているように見せる工夫をすることで、「このお店はいつも混んでいるから今度行ってみよう」と思ったお客様が次回足を運んでくれやすくなります。

コの字型カウンターにする

コの字型カウンターとは、カタカナの「コ」の形に作られたカウンターのことです。コの字型カウンターにするメリットには以下があげられます。

臨場感がある

コの字型カウンターは調理スペースを囲むように作られるためお客様は、調理している様子を間近で見ることができます。調理している様子だけでなく、炭火焼の場合は炭火焼の香ばしい香りを、寿司屋の場合は職人が寿司を握る姿を間近で見ることができ、お客様は楽しむことができます。

こうしたお客様の期待感を煽る演出を、どこに座っても楽しむことができることがコの字型カウンターの魅力と言えます。

コミュニケーションが取りやすく、賑わいが生まれる

テーブル席に比べるとコの字型カウンターは距離が近く、隣同士に座ったお客様たちから自然と会話が生まれます。スタッフとお客様もコミュニケーションを取りやすく賑わいのあるお店を作ることが可能です。

スタッフの目が行き届きやすい

コの字型カウンターは中央にスタッフが立つため、カウンターの様子を見通すことができます。

空いたお皿やグラスを下げたり、メニューを見て悩まれているお客様にオススメの料理を紹介したりと、お客様の様子に気が付きやすく、声をかけることでサービスの向上や売上アップにつながります。

動線を意識する

立ち飲み屋はさっと飲んで帰る人も多いため料理やドリンクの提供を早くする必要があります。料理の提供を早くするには店員の熟練度もあるものの、内装の工夫も重要です。

立ち飲み屋は、小スペースのお店が多いです。そのため、物や人で移動が妨げられることも多々あります。小スペースの立ち飲み屋の場合、狭い厨房や客席を頻繁に移動すると、時間のロスが生まれ、お客様への提供が遅れます。

物の配置や人の動きを考慮して、移動距離が少なくなるよう内装を工夫しましょう。最低限の動きで料理提供することでお客様に待たせることなく料理提供などができます。

居抜き物件で内装工事費を抑える

立ち飲み屋は気軽に寄れることが魅力のため、特別凝った内装やデザイン性の高いインテリアをそろえる必要性はありません。居抜き物件にすることで内装工事費を抑えることができるので、是非検討してみて下さい。

立ち飲み屋を開業する際の注意点

居酒屋の物件先ほどは立ち飲み屋のメリットや内装のポイントについて紹介しました。次は立ち飲み屋を開業する際の注意点を紹介します。

ライバルが多いため工夫が必要

開業する際の費用を抑えられることや立ち飲み屋ブームもありライバルが多いため、ライバルとの差別化が必要です。立ち飲み以外の個性がない店舗は、すぐに廃業する可能性も少なくありません。

このお店ならではの料理やお酒を提供するなど工夫をしましょう。

安い仕入れが難しい

大型店舗や複数店舗展開しているような企業に比べて立ち飲み屋は小さい規模のため安い仕入れができません。掛け払いに応じてもらえないこともあります。

小さい規模のお店は近所のスーパーや業務スーパーなどで仕入れたり、最近では業務用食材の通販サイトを利用することが多いため、仕入れ費用を抑える工夫がなかなか難しいと言えます。

業務用食材通販サイトを利用する場合、まとめて購入しないと送料がかかってしまうことがあるため、大量に仕入れた際の食材のストック場所もあらかじめ考えておく必要があります。

立ち飲み屋は立地が重要

立ち飲み屋はお客様の滞在時間が短く、客単価も低いため回転率を上げる必要があります。回転率を上げるためには人の流れが多い場所で営業する必要があるため、物件を探す際の立地条件はしっかりと決めておきましょう。

また人の流れが多い物件は必然的に賃貸料も高いため、無理のない範囲で契約するようにしましょう。

まとめ

今回の記事では立ち飲み屋の開業について解説しました。立ち飲み屋は、ブームもありライバルが多いため他のお店との差別化がポイントです。

また1人のお客様や女性のお客様が入りやすいように中の様子が分かる工夫をしたり、コの字型カウンターにすることでお客様が楽しめて賑わうお店作りがポイントです。

FOODGYMでは飲食店の融資・資金調達といった開業や経営に関するサポートを全面的におこなっています。

まずはお気軽にご相談ください!

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