PDCAサイクルを回そう

経営

2020/07/17

PDCAサイクルを回そう

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PDCAサイクルとは、P(Plan:計画)→D(Do:実行)→C(Check:確認・検証)→A(Action:改善行動)そしてこの改善行動が次のP(Plan)となり、クルクルと回っていくことを言います。

このPDCAサイクルを経営者と店長・マネージャーが一緒になって回していく仕組みが組織運営のためには必須となります。

 

PDCAサイクルを確立するうえで、一番のポイントはC(Check:確認・検証)を確実に実施することです。

日々忙しく業務にあたっていると、P→D→D→DDD・・・となってしまいがちです。意識的にC(Check:確認・検証)を行い、サイクルが回るようにしてください。

このサイクルが短期間で多くの回数回れば回るほど、業務改善の速度と精度は上がっていきます。

飲食店は短時間でPDCAサイクルを回しやすい業態です。最低でも1日に1回転(ランチ営業・夜営業が分かれているお店は2回転)PDCAサイクルを回し、ご繁盛店を目指してください。

 

“P” 計画を立てよう

店舗運営をするのにあたって、計画を立てることは非常に重要です。

計画を立てる際には、数値計画と行動計画を併せて立案することが必要です。数値計画だけを立て、行動計画を立てていないとその計画は“絵に描いた餅”になってしまい、実現できないことが多々あります。

“○○をすることで、いくらの売上を上げる”のように数値と行動をリンクして計画を立ててください。

5W1Hを意識して考えることが大切です。

 

計画の立て方には2つの方法があります。

・トップダウン

 経営層が計画を考え、現場に指示を出す

・ボトムアップ

 現場が計画を考え、経営層が判断する

 

それぞれのメリット・デメリットを考えると、トップダウンは経営層が計画を考えるので全社目線の計画が比較的短期間でできることがメリットです。

対してボトムアップの場合にはその逆で、現場担当者は店舗単位で考えるため全社目線で考えられていません。したがって何度か訂正を繰り返さないといけなくなるため、作成のための期間が非常に長くかかってしまうのです。

 

トップダウンのデメリットは、経営層が計画を考えるため現場担当者の当事者意識が希薄になってしまうことです。「また社長が無理な予算を立ててきたよ」などと思われてしまったら、その計画が達成される可能性はほぼゼロに近くなってしまうでしょう。

ボトムアップの場合には、担当者本人が考えた計画がベースになっていますので言い訳は利きません。また、当事者が数値計画を考える際には行動計画との関連を意識しながら考えますので、数値と行動のリンクがしやすくなります。

 

それぞれのメリット・デメリットを考慮し、2つの方法を折衷した方法をとることをお勧めします。

 

”D” 実行しよう

立てた計画を意識し、最大のパフォーマンスを発揮しましょう。

 

”C” 振り返りをしっかりとしよう

実績をしっかりと振り返り、計画とのギャップを認識しましょう。

振り返りは、まずは数値で行います。何がどれだけ不足した・過剰だったかを認識するということです。売上が5%不足した・原価率が2%過剰だった。といった感じです。

 

次にその項目の行動計画と実際の行動を振り返ります。70%の行動しかできていないため数値目標がクリアできなかったのであれば、当然100%やり切ることが次のアクションになります。

しかし行動計画の100%どころか120%やり切った場合でも数値目標がクリアできないことはよくあります。その際には計画を見直す必要があるかの検討が必要となってきます。

 

この振り返りは、いわゆる予算・実績対比(略して予実対比ともいわれます)です。店長会議の機会を作り、その場で議論するのが効果的だと思います。詳しくは店長会議を機能させようを参照してください。

数値計画をクリアできなかった原因が、店舗のパフォーマンスが低かったのか?行動計画が誤っていたのか?をしっかりと分析し、改善方法を考えることが重要です。

 

”A” 改善策を検討しよう

計画と実績のギャップを正確に認識し、その改善のための行動を検討しましょう。

この改善のための行動計画が新しい計画(P)となり、PDCAがサイクルとなります。

 

 

店長会議等の場を活用してPDCAサイクルが確立すると、スタッフの思考回路もPDCAで考える癖がついてきます。ロジカルに考えることで、部下やアルバイトさんへの指示も感覚ではなく明確になってきます。

飲食店の業務改善にはスタッフが今以上に考え、行動する必要があります。今以上のことをやるためには最終的には根性論になってしまいますが、ただの根性論ではなくデータに基づいた根性論を語れるようになってください。

 

 

読んでいただいた皆さんのお店がご繁盛しますよう祈念しています。

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FOODGYM編集部

日本の飲食店を強くするFOODGYM。開業から融資まで幅広くサポートします。