飲食店のショップカードの効果とは?作成方法や置き場のポイント

経営

2022/12/27

飲食店のショップカードの効果とは?作成方法や置き場のポイント

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飲食店の経営に必要となるものは数多くありますが、ショップカードの作成も準備したいもののひとつです。飲食店にはショップカードが用意されているケースが多く、何度も目にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、ショップカードの必要性がきちんと理解できていない方や、コストをかけてまでやるべきか悩んでいる方も少なくありません。
そこでこの記事では、飲食店のショップカードの作成時に思い浮かぶ以下の疑問

「飲食店のショップカードに効果はあるの?」

「ショップカードを作成するときのポイントは?」

「飲食店のショップカードはどこに置いたら良い?」

などについて徹底紹介していきます!実際にショップカードを作成する際のポイントについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

飲食店のショップカードが持つ4つの効果

居酒屋の女性そもそも飲食店のショップカードとは、主に店舗の情報を記したカードです。ビジネスにおける名刺と同様の役割を持ちますが、飲食店のショップカードは更に宣伝効果の意味合いが強くあります。

ショップカードは「お店の顔」にもなる重要なもので、再来店を促したり新規顧客を獲得したりと、さまざまな集客効果を持ちます。

1.再来店を促す効果

「通りがかりにたまたま入店した飲食店にまた訪れたいけれど、店舗名が思い出せない」という経験はありませんか?せっかく良い印象をお客さんに持ってもらったのにも関わらず、店名や場所を性格に把握してもらえないケースは多くあります。

そこで役に立つのがショップカードです。「また行きたい」と思った時に財布にショップカードがあれば、飲食店の情報をすぐに確認することができます。
このように、飲食店のショップカードを作成することはリピーターを増やす事に繋がります。

2.新規顧客を獲得する効果

飲食店のショップカードは再来店だけでなく、まだお店に来たことのない新規顧客を獲得する効果もあります。来店したお客さんがショップカードを持ち帰ると、家族や友達に渡したり、紹介したりしやすくなるでしょう。

InstagramやTwitterなどのSNSで掲載するときの情報源にもなり、集客・宣伝に役立ちます。

3.集客機能を強化する効果

ショップカードは、店舗情報が簡潔に記載されているケースが一般的ですが、集客機能を持たせることもできます。飲食店のショップカード自体にクーポンなどの役割をつけることによって、より宣伝効果を高められ、カードを手に取ってもらいやすくなるでしょう。

来店を促す具体的な工夫に関しては、次項で詳しくご紹介します。

4.競合店と差別化する効果

「ショップカード」と一言で言っても、シンプルなものから個性的なものまで色んな種類があります。周囲に年齢層や提供メニュー、店舗名が似ている飲食店があると、お客さんから覚えられにくくなりがちです。

そんな時に競合店との差別化に役立つものが「ショップカード」です。ショップカードを通じて店舗のコンセプトや雰囲気を伝え、他の飲食店との差別化が叶います。

飲食店のショップカード作成時のポイント

飲食店におけるショップカードの効果を理解したことで、さっそく作成したいと考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、より効果を高める飲食店のショップカードを作成するために押さえたいポイントをご紹介します。

ポイント1.記載する項目

ショップカードを作成する際に最も重要なのは「記載する項目」です。せっかく作成したのに効果が出ない、手に取ってもらえないことにならないように、記載内容は入念に検討しましょう。各飲食店によって記載すべきことは異なりますが、主な内容は以下の通りです。

店名
営業時間
定休日
電話番号・メールアドレス
住所などのアクセス情報
SNSアカウント(Instagram・Twitter・Facebookなど)
その他(予約の可否・分煙喫煙・注意事項など)

まず、お客さんが店舗に訪れるために必要な情報をきちんと載せることが第1です。もしもスペースに余裕があれば、お客さんからよく問い合わせられる内容を記載すると良いでしょう。

ポイント2.デザイン・カラー

思わず手に取りたくなるデザインや、印象に残りやすいショップカードを目指しましょう。個性的にすれば良いというわけではなく、飲食店のコンセプトや雰囲気、狙いたいターゲット層をすり合わせながら適切なデザインを見つけることが大切です。

ただし、手に取ったお客さんがそのまま財布に仕舞えるサイズであることは、どの飲食店のショップカードにも共通して言えます。なぜなら、財布にしまいにくいサイズのショップカードは携帯してもらえる確率がとても低いからです。サイズ感以外の部分で、こだわりをみせましょう。

例えば、ラーメン屋や激辛のお店など活気を伝えたい飲食店は赤などの暖色系、居心地の良さを表したいカフェなら自然をイメージする緑や茶色をチョイスするなど、色で工夫することもできます。

また、割烹の場合は高級感のある和紙を用いる、若い女性をターゲットにする飲食店はカードの角を丸くする、2つ折りや3つ折りにするなど工夫もおすすめです。

ポイント3.来店を促す工夫

ショップカードの集客機能を高めるためには、再来店の動機付けを記載しましょう。お店を気に入ってくれたとしても、家からの距離が遠かったり、なかなか行くタイミングがなかったりすることがあります。ショッピングカード自体にクーポン要素を添えることで、お客さんが再来店するきっかけになるでしょう。

例えば、「来店時にショップカード提示でドリンクサービス」や「5%OFF」など、来店ごとにメリットが生まれる内容を仕組みを作りましょう。ショップカード兼ポイントカードとして活用する方法もおすすめです。

ショップカードを作成する方法は?

飲食店のスタッフいざ飲食店のショップカードを作りたくても、作成方法がわからないという方もいるでしょう。

ショップカード作りには、自分で作成する方法と外注する方法の大きく2つの方法があります。ショップカード作りと聞くと難しそうな印象があるかもしれませんが、エクセルやワード、パワーポイントを利用してデザインを作成し印刷すれば簡単に作成できます。

デザインやパソコン操作が苦手な方や、こだわりの強いショップカードを作成したい場合は、デザイン会社や印刷会社、名刺作成の会社に依頼する方法がおすすめです。

その他、クラウドソーシングなどを利用して個人のデザイナーに依頼する方法もあります。

飲食店でのショップカードの活用方法・置き場

せっかく作成したショップカードを有効活用するためには、置き場も考慮する必要があるでしょう。最後に、飲食店でのショップカードの活用方法をご紹介します。

レジ周り

ショップカードの置き場として最もおすすめしたいのは「レジ周り」です。会計時にはお金の計算やお釣りの受け渡し時にちょっとした時間が空き、その際にショップカードが目に入りやすくなります。

カード置きを設置し、ポップなどで再来店時の特典などの告知をすると効果的でしょう。

飲食するテーブル

レジの会計待ちのときにショップカードが視界に入りやすいように、テーブルにショップカードを設置すると、注文してから料理が提供されるまでに手に取ってもらいやすくなります。

会計は1人の方が代表してするケースも多いですが、テーブルなら全てのお客さんの視界に入ります。料理が提供されるまでにショップカードを確認してもらえるため、店舗の印象をより深めることができるでしょう。

店舗の入り口

飲食店のなかには、店舗の入り口に看板やメニューを設置しているケースもあるでしょう。この場合はショップカードもあわせて置くと、より多くの方の手に渡りやすくなります。

飲食店の入り口に設置することでお店に入らない方でも手に取りやすく、次回の来店を促せます。

周囲の店舗

美容院や雑貨店などに周囲の飲食店のショップカードが設置されていることを目にしたことはありませんか?周囲の異業種の店舗にショップカードを設置してもらうことで、そのお店に訪れたお客さんの目に止まり、店舗を知ってもらえるきっかけになります。

ショップカードを置かせてもらう場合は、コンセプトや雰囲気、ターゲット層が似ている店舗を選択すると、より効果を高められるでしょう。

手渡し(精算時など)

確実に手に取ってもらえる方法は「手渡し」です。会計の際にレシートと共に渡す方法やテーブルに配布しに行く方法があります。店長が自らショップカードを渡すことでお客さんに深く印象を与えることができるため、リピーター作りの手段としておすすめです。

会計時もただ渡すだけなく、ショップカードの説明やキャンペーン情報など、簡単な説明を添えるようにしましょう。

まとめ

この記事では、飲食店におけるショップカードについて説明していきました。ショップカードは大きな集客効果を持ち、作成時に工夫することでその効果を更に高めることができます。

自店の魅力を最大限に表現したショップカードを作成し、多くのお客さんに手に取ってもらいましょう!

 

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