コンカフェの開業資金・資格・開業までの流れ|失敗を防ぐ注意点も!

開業

2023/02/10

コンカフェの開業資金・資格・開業までの流れ|失敗を防ぐ注意点も!

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メイドカフェや猫カフェなどを代表とする、飲食店の種類のひとつ「コンセプトカフェ」。「コンカフェ」の略称で親しまれている営業形態に人気が集まっています。

そんなコンカフェに目をつけ、開業を検討している方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、コンセプトカフェの開業について気になる疑問、

「コンカフェを開業するメリットは?」

「コンカフェの開業に必要な資金とは?」

「コンカフェ開業における注意点はなにがある?」

などについて徹底解説していきます!コンカフェのメリットから注意点まできちんと把握し、繁盛する店舗を構築していきましょう!

コンカフェを開業する前に基本情報を押さえよう

コンカフェそもそも「コンカフェ」とはどのような飲食店なのか、きちんと理解している方は意外と多くありません。開業する前に、まずはコンカフェの基本情報を押さえていきましょう。

そもそもコンカフェとは?

そもそもコンカフェとは、「コンセプト=特定のテーマ」を取り入れて全面的に店舗に反映することで、他店との差別化を狙った飲食店のことを指します。動物をコンセプトにしたカフェやアニメのキャラクターのカフェなど、様々なコンセプトを持つコンカフェが増えており、注目を集めています。

コンカフェとメイドカフェの違いに疑問を持つ方が多いですが、メイドカフェもコンセプトを持ったカフェであるため、コンカフェに含まれる飲食店のひとつです。

コンカフェの種類

「コンカフェ」と表現されることが多いですがコンカフェには様々な種類があり、大きく分けると4つに分けられます。

・コスプレ系:メイド・男装・制服など
・コラボ:アニメ・キャラクター・映画などとのコラボ
・動物系:猫・犬・ハリネズミ・フクロウ・鳥
・その他趣味系:探偵・本・ボードゲーム・ダーツ

このように、コンカフェには数多くの種類があり、コスプレ好きの方や動物好きの方など、ターゲットが絞られる特徴を持ちます。

コンカフェを開業するメリット3つ

コンカフェには、一般的なカフェでは得られない3つのメリットがあります。

開業資金が安い・抑えられる

コンカフェは開業資金を安く抑えられる点が大きなメリットです。夜遅くまで営業するコンカフェも多いですが、ラウンジやキャバクラよりも開業資金を大幅に安く抑えられます。

ラウンジのように高級感のある内装にする必要はなく、人件費も安く済みます。居抜き物件を取得すれば、さらに開業にかかる費用を抑えることができるでしょう。

採用の難易度が低い

現在、飲食店の人材不足が深刻化していますが、コンカフェは人材不足で悩まされる心配がありません。なぜなら、コンカフェで働きたいという方は想像以上に多くいるからです。コンセプトがしっかり決まっているコンカフェは、そのコンセプトに惹かれたスタッフが集まってきます。

自分の好きな世界観で働けるなら…と時給を気にせず応募してくる人も多く、採用が比較的スムーズにおこなえるでしょう。

集客力・利益率が高く儲かりやすい

コンカフェを開業するうえで最も大きなメリットは、集客力・利益率がともに高く、儲かりやすいことです。

コンカフェはキャストを目的にお客さんが来店したり、動物を見に来たりと、料理を目的にして訪れるカフェでは無いケースが多いです。そのため提供するメニューはドリンクや軽食を中心とする店舗も少なくなく、他の飲食店と比較すると利益率が大幅に高くなっています。

また、市場規模が大きいうえにスタッフの時は業界の中でも比較的安価であることから、コンカフェは儲かりやすいと言えるでしょう。

コンカフェを開業する際に必要なこと

コンカフェを開業したいと思っていても、資金や資格、開業までの手順が分からない方は多いのではないでしょうか。スムーズに進めるためにも、事前にコンカフェ開業に必要な初期費用や資格・許可、開業までの手順について知っておきましょう。

初期費用の目安

コンカフェを開業する際に必要な初期費用は約300〜1000万円です。開業する店舗のジャンルや規模、立地によっても異なりますが、目安として覚えておくと良いでしょう。

コンカフェの初期費用の内訳は以下の通りです。

  • 敷金礼金
  • 仲介手数料
  • 内外装工事費
  • 設備工事費
  • 家具・食器・備品・消耗品費などの費用

また、コンカフェが開業した直後は経営が不安定になることが予想されるため、お店が軌道に乗るまでの運転資金も忘れずに用意しておきましょう。

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資格・許可

コンカフェには様々な種類がありますが、どのコンカフェを開業する場合でも必須になる資格が「飲食店営業許可」です。飲食店営業許可を取得するためには、講習会を受講することで取得できる「食品衛生責任者」の資格も必要になります。

また、コンセプトや営業時間によっても必要な届出が異なってきます。例えば、猫カフェを開業する場合は動物取扱業、釣り堀居酒屋には魚介販売業の許可などが挙げられます。

接客内容によりますが、必要に応じて風俗営業許可も取得してください。

飲食店開業に必要な資格についてはコチラ

開業までの手順

約1年間を準備期間として捉え、下記の流れで開業準備を進めていきましょう。

  • コンセプト設定・事業計画
  • 立地・物件選定
  • 資格・届出の手続き
  • 店舗の設備・内装の準備
  • 採用・宣伝活動
  • プレオープン・開業

コンカフェの開業は注意点が多いため、次に紹介するポイントを押さえたうえで進めると良いでしょう。

コンカフェ開業を失敗しないための注意点

コンカフェの飲み物コンカフェを開業する際には、特に3つのポイントに注意が必要です。

「接待行為」の定義を理解する

基本的にコンカフェの開業に必要な資格は飲食店営業許可のみですが、接客内容によっては「風俗営業」の申請も必要です。風俗営業が必要になるのはお客さんを接待行為がある場合ですが、この「接待行為」の範囲をきちんと理解しなければいけません。

お客さんと身体を密着させたり、手を握ったりする行為は接待行為に該当します。そのため、メイドカフェの中でも接待行為のある店舗は風俗営業の申請が必要です。

風俗営業許可がおりるか事前に確認する

もし、風俗営業許可が必要なコンカフェを開業しようとしている場合、事前に風俗営業申請を行える地域がどうかの確認をおこないましょう。なぜなら、中には風俗営業許可が取れない地域もあるからです。

物件取得後に許可が取れない地域だと判明すると、急にコンセプト変更が必要になってきます。風俗営業許可は申請から約2.3ヶ月かかるため、事前に確認、申請をおこないましょう。

コンセプト設計を入念におこなう

コンカフェを開業し、成功するうえで最も重要なのは「コンセプト設計」です。コンセプトが曖昧だったり、統一されていなかったりすると、お客さんへ中途半端な印象を与えてしまいます。

特にコンカフェは人気が高く競合も増えているため、コンセプトがしっかりしていないと店舗を軌道にのせることが難しくなります。競合と差別化して営業を進めるためにも、開業するコンカフェの強みや個性を明確化し、ファンを獲得しましょう。

まとめ

この記事では、コンカフェの開業についてご紹介しました。コンカフェは通常の飲食店と違い利益率や集客力も高く、儲かりやすい形態といわれています。

接待行為の範囲を適切に理解し、自店の強みを全面的に押し出して繁盛するコンカフェを作りましょう!

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